国際eパケットの書き方と送り方
外国人の友人と国際交流をするようになってから、外国に荷物や手紙を送るようになりました。国際郵便の発送には国際eパケットを使っているのですが、初めて国際eパケットを使った時いろいろ面倒くさかったのと送り方が分かりにくかったので、今回は復習も兼ねて郵便局の国際eパケットの書き方と送り方を記事にしたいと思います。
注意:このページでは「贈り物」として送る荷物の場合で説明しています。
国際eパケットとは
- 航空便扱いで2kgまでの小形物品をEMSや書留付き航空便扱いの小形包装物より安く送ることができる
- 一部の国で追跡ができるほか、万一亡失、損傷等した場合は6,000円の範囲内で賠償金を請求できる
- 国際eパケットライトはSAL便扱いで国際eパケットよりも日数はかかりますが、安く発送できるサービスです
国際マイページサービスに登録する
国際eパケットを利用するには郵便局の国際マイページサービスに登録します。はじめて登録する方は緑の欄の「個人のお客様」「法人のお客様」をクリックすると新規登録画面に移動するので、必要事項(氏名、住所、電話番号、メールアドレスなど)を記入して登録します。
無事登録が完了すると登録に使用したメールアドレス宛に「仮登録」のメールが送られるので、そのメールの中にあるURLをクリックして本登録になります。
国際マイページサービスにログイン
本登録完了後、ようやく国際マイページサービスにログインできます。国際マイページサービスのログインページからログインした後の画面はこんな感じです。
まずは専用パウチを請求
国際eパケットは送り状を入れる為の専用のパウチが必要です。国際マイページのメインメニューのパウチ請求(上の画像の緑色で囲っている部分)から請求ページに行って、請求枚数と送り先住所を選択して請求します。
専用パウチは請求してから約1週間後に自宅に届くことが多いです。
送り状を作成する1:送り主の選択
ここからようやく送り状の作成に進みます。送り状はPDFで作成されるので、無料のPDF文書閲覧ソフトのAdobe Readerをパソコンにインストールしておいてください。
送り状はいつでも作成できます。国際eパケットの専用パウチが届くまで数日かかるので、その間に送り状を作成すると発送までスムーズにいきます。
送り状の作成には、まずメインメニューの右側中段にあるオンラインシッピングツールの「送り状を作成する」をクリックします。(上の画像の赤色で囲っている部分)送り主(あなた)の氏名と住所の選択画面に切り替わるので、①国際マイページに登録した住所(既定)または②別の住所を指定したい場合は「ご依頼主を登録する」ボタンから新しい送り主を登録します。送り主が決まったら「お届け先の選択へ」をクリックします。
送り状を作成する2:送り先の選択
初めて国際eパケットを使う場合は送り先のアドレス帳が空欄なので、まず「お届け先を登録」から送り先を入力します。
送り先の郵便番号は入力必須項目になっていませんが、書いておく方が確実かと思います。送り先の電話番号とメールアドレスも必須ではありませんが、地域によってはイタリアのように荷物を郵便局まで取りにいかないといけない地域もあるので、送り先の電話番号を書いておくと、もしかしたら郵便局の人が荷物が到着したことを電話で知らせてくれるかもしれません。また、メールアドレスを入力しておくと、「海外配達局到着時に送り主にメールで通知する」機能があとで追加できます。
送り先の登録ができたら、左側にある送り先の選択ボタンを選択して内容品の選択に移ります。
送り状を作成する3:荷物の中身の登録
発送種別:国際eパケット、または国際eパケットライトを選択
※国際eパケット、国際eパケットライトは「発送方法」の選択は必要ありません。
ここから送る荷物の中身の内容を登録していきます。「内容品を登録」からでもできるのですが、送る品が多い場合は「内容品一覧を参照」の方が作業が早くすむので「内容品一覧を参照」から登録していきます。
ページが切り替わったら「新規内容品を登録」をクリックして内容品の詳細をひとつずつ英語または送り先で通じる言語で記入していきます。
内容品名、重量(省略可)、単価を登録していきます。登録した内容品は内容品一覧ページにリストが並びます。
左にある選択欄にチェックを入れて「送り状に内容を登録」ボタンをクリックします。
内容品の情報が加わりました。個数と内容品の総額を日本円で記入したら
・内容品種別:贈り物
・「No Commercial Value」を表示する
・危険物についてのご確認
内容品種別の贈り物を選択し、上のふたつにチェックマークを入れて、「発送関連情報の入力へ」に進みます。
送り状を作成する4:発送予定日とインボイスの確認
まずは発送予定日を入力します。予定日なので、1~2日の誤差があっても大丈夫です。荷物を量りで測って総重量を入力します。郵便料金が自動で表示されますが、郵便局でもう一度計量されるのでこの料金は確定した金額ではありません。この郵送料金+書留料金の合計が郵便局で請求される金額の目安になります。
インボイスが別途必要な国に送る場合は「インボイスを印刷する」を選択して印刷するのを忘れないでください。ちなみにイタリアへ送る場合はインボイスは必要ありません。
送り状を作成する5:最後のチェック項目(オプション選択)
ここまでお疲れさまでした。もう少しでパソコンでの作業が終了です。少し前に書きましたが、「お届け先の登録」で送り先のメールアドレスを登録した場合は、ここでメール通知のオプションが選べます。そのほか希望する通知サービスがあれば選択します。
ですがこのメール通知機能は送る国によってはうまく機能しないことがあります。私は自分のアドレスへ「配達完了」と、送り先のアドレスへ「海外配達局到着」のチェックを入れましたが、イタリア、フィリピンとも機能しませんでした。海外の郵便事情は日本と異なります。(関連記事:荷物を届け先の住所へ宅配してくれるとは限りません。送り先の国に到着して税関審査が終わる頃に、送り先にそのことを伝えて最寄りの郵便局へ電話などで確認してもらうことをおすすめします。
送り状を作成する6:送り状の印刷
「登録内容を確認する」をクリックすると、これまで記入した内容の全てが次のページで表示されます。内容に誤りがないか確認し、修正が必要な場合は修正します。
一通り確認して「送り状を登録する」のボタンをクリック、次のページで「注意事項に同意して送り状を印刷」で印刷画面に移ります。私のパソコンでは印刷アイコンが分かりにくい場所にあって画面上では見つけられないのですが、次の画像の「>>」の部分をクリックすると出てきますので、それをクリックして印刷します。印刷はカラーでもモノクロでもどちらでも大丈夫です。
送り状を作成する7:送り状の確認
こちらが印刷した送り状になります。サインと日付を書く欄があるので、記入します。送り状は郵便局に行く前に切り取り線に沿ってカッターなどで切り離します。
インボイスを印刷した場合はインボイスの用紙の方にもサインと日付を書く欄があるので、記入するのを忘れないでください。
専用のパウチが来たら、後は郵便局へ荷物と一緒に持っていくだけです。
郵便局で送り状に受付印を押してもらわないといけないので、専用パウチの封は開けたままにしておきます。